可愛らしいあの子。
ほおをポッと赤く染めて、毎朝、僕を癒してくれたあの子。
あの子の存在に気づいたお客さまは、誰一人としていなかった。
接客中に、たまに目が合ったりして・・・。
ここ1週間ほど、毎日おしゃべりできて、楽しかった・・。
でも。
でも、もう、あの子はいない。
つい先ほどまでは、入り口のガラスにこうしてへばりついていたナミテントウのサナギちゃん(テントウムシ科)(笑)(かっこ連発は今回で最後)。
で、さっきみたら・・・
あっ!抜け殻っ!
あの子が、いないっ!
いない・・・。
なんで、僕にひと言も言わずに・・・。
(でも、なにか理由があったに違いない)
寂しいけど・・、君に逢えて、よかったよ。
つづく
(間違いなく、つづかない)