(結局つづいた・苦笑)
次の日の朝。
(あの子、元気にしてるかなぁ。
変な奴(虫)に引っかからなければいいんだけど・・・。)
そうつぶやきながら、僕は何気に入り口のドアに近づいていった。
と、そのときです!!
僕 「あっ、いたっ!あの子だっ!」
僕 「よく戻ってきてくれたね。昨日からずっと君のことが、頭から離れなくて・・・。」
ナミテントウ 「・・・」
僕 「・・・え?どうしたの?なんで返事をしてくれないんだ?」
ナミテントウ 「・・・」
ナミテントウ 「・・・あんた、だれ?」
僕 「あっ!!人(虫)違いでした、すみませんっ!!」
(そういえば、あの子は斑紋型のナミテントウ。今の子はよくみると二紋型だった・・・。なんで二紋型なんだぁ!! ・・・なんで、なんで、二紋型なんだぁ・・・)
そのとき、僕の頬を一粒の涙がツーっと零れ落ち、頭の中で山下達郎の「クリスマス・イブ」が流れ始めた(古いよっ!)。
こうして、僕の心の傷は癒えぬまま、この物語は幕を閉じました。
完
(今日もこんな僕にお付き合いくださり、ありがとうございます(苦笑)。)