靴のヒモを縛ることは、とても重要。
よくあるケースが、履き脱ぎするときにそのままスポって足が入るように、ゆるめに縛っておく、っていうもの。
家の中でも靴を履いて生活する欧米文化と比べて、履いたり脱いだりすることが多い日本の文化では、下駄や草履を履く感覚で靴を履かれる方が多いのもうなずけます。
しかし、甲をしっかりとヒモで留めないと、靴の中で足が安定しないため、足の指を自由に使うことができなくなります。
例えば、スリッパを履いているときを思い出してください。
スリッパを履いているときは指先が自由にならないので足元が安定しないですよね。
(たぶん全速では走れないはずです)
足の指をうまく使えない状態が続くと、足の機能は低下して、外反母趾などのトラブルが起こりやすくなります。
また、身体の筋肉は『連鎖』していますので、指先が曲がってこわばった状態(スリッパを履いているときのように)だと、全身の筋肉は緊張して硬くなりがちです。
腰痛や肩こり、冷えなどの症状も、意外と指先が原因だったりします。
そんなことから、へんてこなヒモの縛り方をする僕ですが(笑)、お客さまの靴ヒモを縛るたびに、そういったことをお話しながら、キュッと気持ちを込めて縛らせていただいています。
次回は、5本指ソックスについてつづります。
今日の浜松は、久々にいい天気ですよ~。
楽しい思い出がいっぱいできるといいですね!