思えば、あの子との別れから、早3ヶ月も経とうとしていた。
(その後、元気にしてるかなぁ、サナギちゃん・・・)
僕は、今日も、いつもと同じように仕事をしていた。
(あ、仕入先のOさんに電話しなくちゃな)
(・・・ん?)
(・・・あっ!!)
「サナギちゃんだっ!!」
(・・・)
「ホント久しぶりだね。会いたかったよ・・・」
(・・・)
「え・・・? ま、まさか・・・、
サ、サナギ・・・、
サナギ~っ!!しっかりしろ、目を覚ますんだぁ!!」
僕は、冷たくなったサナギの手をしっかりと握りしめ、何度も、何度も、サナギにむかって声をかけ続けた。
しかし、僕の声が、すでにこの世を去っていた彼女に届くわけがなく、ふたりの間は、虚しさと乾いた空気で静かに満たされていった。
僕は呆然と立ち尽くし、溢れ出る涙を止めることはできなかった・・・。
完
(なんなんでしょう、このブログは・苦笑。
このスタンスのブログは、これで卒業にします。おそらく)