以前もひょっとしたらブログで同じようなことを書いたかもしれませんが。(今日は少し長くなります。悪しからず)
たまに初めて来店されたお客さまから、
「本当にこういうお店を探していたんです!うれしいわぁ。」
と言ったようなお言葉をいただくことがあります。
とても嬉しいのですが、そのお客さまはまだ5分程度しか(しかも店内のみ)ご提案した靴を履いていない状態なので、僕は内心
(あ、まずい、『期待値』が高すぎるっ!)
って焦ります。
そういったときは慌てて、
「いやいや、まだ外で履いていただいていないので、どこかが当たったり痛くなったりする可能性もありますからっ!!なので、少しずつ靴を慣らしていってくださいっ!不具合が合ったときは必ずご連絡くださいねっ!!!」
とお伝えして、そのお客さまの期待値を少しでも下げるように努力します。
なぜなら、その根底には下記の数式が成り立つと思っているからです。
『結果』-『期待値』=『感動の度合い』
MBT<LWC062S> price 30,450 yen
たとえば、
いつもは頑固で無口な親父が、娘の結婚式で人目をはばからずに泣きじゃくったときとか、
反対に、
ディズニーランドのトイレで、ミッキーマウスがため息をつきながらタバコを吸っているのを偶然見てしまったときとか(笑)。
そういったギャップ(差)に大きな感動や大きな失望が生まれるのだと思います。
ここで、2006年W杯に負けたとき、メディアに語ったオシムの言葉を転載します。
「期待があったから失望があった。現実を見なければならない。楽観的になれる根拠があったのだろうか。能力以上のことを期待すると失望ということになる」
「楽観的に物事を考えていなければ、失望することはない。その楽観的なものはどんな根拠に基づいているのか。適当な情報しか相手について持っていなかったのか。それとも正しい情報を持っていながら相手を見下したのか。そのどちらかでしょう。物事を現実的に見ること。客観視すればいろんないい話ができる。自分たちの能力以上のものを期待して盛り上がると、失望することになるだろう。」
確かにドイツW杯のときのジーコJAPANへの期待値は高かったですよね。(そういう意味では能力以上に評価されていたジーコさんは可愛そうだったのかも)
そして、今の日本代表に対する期待値はあまりにも低い(苦笑)。
だからこそ、何かを成し遂げたときの国民の感動も大きくなるはずです。
そういうことで、国民の期待値が異常に低い現状は、ある意味、岡田監督や代表のメンバーにとってはたいへん好ましい状態と言えますね。(というか、最高の状況ですよ、岡田監督!ホント羨ましいなぁ・・・)
と、まぁ、そんな感じです(笑)。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございましたー。
よい週末をお過ごしください!