こんにちは、寺田です。
実は、僕はGKの川口能活選手と同じ歳です。
(あ、今日のブログは長くなります。あしからず)
しかも、高校3年生のときに、インターハイの準決勝(県大会)で川口選手率いる清水商業と対戦した経験があります。(といいつつも、僕はベンチというポジションをがっちりと守っていましたが・・・。そして、結果は0‐2で敗れました。)
その当時の川口選手はそれこそアイドル級の人気で、黄色い声援が凄まじかった記憶が今でも鮮明に残っています。
そんな川口選手のサッカー人生は、実は決して順風満帆なアイドル級ではなく、むしろ波乱万丈の演歌歌手級と表現したほうが適切かもしれません。
去年の9月、右足脛骨を骨折し、必死のリハビリを続けていましたが、5月になった時点でもJリーグに復帰できませんでしたし、しかも昨日の練習中に右内転筋を痛めたようで、メンバー選出はほぼ絶望視されていました。(そう、どのメディアにも)
そんな川口選手が、今日、23人のメンバーに選ばれたことは、まさに
『奇跡』
としか、僕には言い表すことができません。(岡ちゃん、よくやった!)
それにしても、川口能活という男には、この『奇跡』という言葉がとてもよく似合いますね。
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ここで、岡田監督のコメントを産経新聞のネット記事より転載させていただきます。
『4度目のW杯となる川口について、岡田監督は「私のチームとなってから、彼はまずレギュラーから外した。そのときに彼とじっくりと話しました。次にサブでも外した。今度はメンバーも外した。でも私はずっと川口を、Jリーグで見ていました。どういうスタンスでやるのか、代表を狙うのか。その川口を見ていて『最終的に選ばれることもあるな』と思っていました」と話した。』
やっぱり演歌的だ(笑)。
岡田監督は、川口のGKとしてのプレーうんぬんではなく、彼の人間性、強い精神力、最後まで諦めない気持ち、ここぞというときの運の強さ・・・、
そういった"目に見えない強い力"を感じたからこそ、今回彼を選出したのだと思います。
結局、本番の勝負を決めるのは"それ"ですから。
そんな力を持った演歌な男・川口能活が、代表チームにもたらす影響は計り知れないでしょう。(彼は本気でレギュラーを奪いにくるはずです)
彼の(そして日本代表の)奇跡のストーリーはまだ始まったばかり。
今後の展開が楽しみです。
PS
前田選手の落選は非常に残念です。選ばれた矢野選手は浜松市出身なので、ぜひ頑張ってもらいたいですね!