今日は柴田トヨさんの『百歳』という詩集から、頁(ページ)という詩をお届けします。






頁 


私の人生の頁を

めくってみると

みんな色あせて

いるけれど

それぞれの頁

懸命に生きてきたのよ

破きたくなった

頁もあったわ

でも今ふりかえると

みんな なつかしい

あと一頁と少しで百頁

鮮やかな色が

待ってるかしら








schneider02.jpg
schneider <100> price 44,100 yen







「鮮やかな色が待ってるかしら」って、そんなにキュートな百歳のおばあちゃんはなかなかいませんよね~。


もうこのような感性をお持ちの時点で鮮やかな色決定です(笑)!


僕もトヨさんのように、心温かく、そして豊かな感性を持ち合わせた晩年を迎えることができたらいいなぁと、これはホント願望ですね。


そのためには、破りたくなるような頁があっても前に進む勇気をもって、今を懸命に生きたいと思います。







明日23日は祝日ですが、お店は営業いたします。


みなさまのご来店を心よりお待ちしております!