こんにちは、J1に昇格したガンバのサポーターでもある大阪の友達から屈辱のメールをもらい、些かサッカーに関しては冷静さを欠いている寺田です。


ジュビロのことを綴りたいと思っていますが、余計なことを綴ってしまいそうなので(苦笑)、後日にしたいと思います。




先日、小3の長女と『風立ちぬ』を観てきました。

もうすでに古い話題だと思いますが、この映画について綴りたいと思います。(ネタバレありです!)



結論を先に言うと・・・

『風立ちぬ』は、僕にとっては『千と千尋』『トトロ』と並ぶ傑作でした。



僕は何も前情報を持たずにこの映画を観に行ったのですが、あとでレビューなど見ると、かなり賛否両論があるようですね。

まぁ映画ですから、いろいろな意見や見方があって当然ですし、いろいろな人のいろいろな見方に触れることで、その映画の面白味が増すものだと思いますので、このブログも大目に見てくださいね(笑)。





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『風立ちぬ』を傑作だと思った2つの理由

  • その1  菜穂子の美しさに惚れた

ささやかな結婚式を挙げるシーンがあるのですが、その時の菜穂子がそれはまぁ美しかったです。完全に惚れました(笑)。

あのシーンを映画館で観ることができただけで、僕にとってはお金を払う価値がありました。

アニメーションを通じて、女性の美しさをあそこまで表現できる宮崎駿は、スーパーお爺ちゃんです。尊敬の念を抱かざるを得ません。




  • その2 「今を生きる意味」を考えさせられた

結核を患いながらも、二郎のために生を全うした菜穂子。(彼女が二郎の元を去った後の、黒川婦人の「美しいところだけ好きな人に見てもらったのね。」というひと言に凝縮されていましたね)


世の中の矛盾と向き合いながら、子どもの頃からの夢や理想を追い続けた二郎。(菜穂子が喀血したことを聞いた彼が、彼女の元へ向かう電車の中で、涙しながら設計の計算をしていたシーンが印象的でした


「人生のピ-クは、約10年間だ。君はその10年をどう生きるのかね?」とカプローニ。(その力強い眼差しは、宮崎駿が僕に訴えかけてきたかのような錯覚を覚えました)











そう、人生は短く、そして、儚い。








娘とふたりで映画を観られるのも、今回が最後かもしれない。


仕事が終わった後、疲れて帰宅した僕に「鬼ごっこしよ!」と息子が抱きつきながら言ってくれるのも今だけかもしれない。


仕事は生涯現役を目標に、って自分では思っているけど、思うように身体も心もついていけるのはもうあと10年もないのかもしれない・・・。





ラストのシーンで菜穂子が二郎に言った、「生きて・・・生きて・・・」は、おそらく「大変なこの時代を生き抜いて」ではなく、「夢や理想に向かって" 今を" 生きて」だったのではないでしょうか。






今を生きよう。





改めてそう思わせてくれた宮崎駿監督に対して、感謝の気持ちしかありません。



・・・ということで、風立ちぬ熱がまだ冷めることがないので(笑)、次回のブログもこのネタでいく予定です。