昨日の日本代表の試合ですが、終わってみれば5−1と快勝はしましたが、内容は結果ほど大差はなかったですし、まだまだなのかなとも思いました。


宇佐美選手のゴールのように、個の力としての可能性を感じさせてくれる場面もありましたが、やはり日本の強みは連動性だと思っていますから。


前半に3〜4人が連動して崩したシーンがありましたが、ワンタッチ、ツータッチの素早いパス回しで相手を崩す回数をもっと増やしていけないとアジア予選でも厳しい戦いになると思います。

あと、武藤選手や宇佐美選手、乾選手のような縦に速い選手だけでなく、パス回しや足元のプレーがうまくてゲームを作ることができる遠藤・名波タイプのプレーヤーが必ず必要になると思いますね。(そのほうが観てて面白いっていうこともありますが・笑)

香川選手も足元は上手ですが、ゲームを作る感覚は柴崎選手のほうが優れている気がします。


柴崎選手はゴール感覚にも優れていますし、今後の成長を期待したいですね。







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そんな日本代表ですが、僕はハリルホジッチ監督は本当に凄い監督だと思い始めています。



僕は、オシムさんが好きでしたが、ひょっとしたらオシムさんをも超える影響力を日本のサッカー界にもたらしてくれるかもしれないなと。


わかりやすい理由のひとつとしては、本田選手や香川選手のようなこれまでのエース格を特別視せず、彼らに存分に危機感を感じさせたこと、そして、その危機感の感じさせ方も絶妙だったことです。




要するに、すべての選手たちに対して"公平"なんですよね。



例えば、

「ここ数年の統計を取ったがほとんど入っていない。現代サッカーでは得点の33%がFKから入ると言われている」

と、統計的な数字を出して、FKを本田選手に蹴らせないこととかは典型例ですね。



本田選手にFKを蹴らせない
本田選手を特別視しない
若手選手がのびのびと躍動


ちょっと強引ですが(笑)、新たに呼ばれた若い選手たちが活躍した昨日の試合は、ハリルホジッチ監督の頭の中では方程式どおりだったのかなと思っています。(断っておきますが、僕は本田選手が嫌いなわけではありませんし、特別に好きなわけでもありません)


今までの監督の元では、本田選手の「俺が俺が」といった強引さが暗黙の了解のように許されていて、他の選手もなんとなく気を使っていた部分とかあったと思うんですよね。


でも、昨日の試合ではそういう遠慮のようなものが若手にもなく、どの選手ものびのびとプレーしていたように見えましたから。(あののびのび感はザッケローニ監督のときもアギーレ監督のときもなかった気がします)






ハリルホジッチ監督の手腕や采配、言動など、凄いなぁと感じることは多々ありますが、




「すべての選手に対して公平であること」



それこそが、ハリルホジッチ哲学の本質だと僕は思いました。


そういう視点から、今後の彼を言動を見てみるのも面白いかもしれないですよ。





ということで、今後のハリルッちに大いに期待したいと思います!