今日は、20代後半だった頃の僕の話をさせていただきます。
その頃サラリーマンだった僕は、自分の人生に対して、悩みに悩んでいました。
「今している仕事が、自分にとって本当に重要な仕事なのか?本当にこのまま、この会社でこの仕事を続けるつもりなのか?あとで後悔することになるんじゃないのか?」といった感じで。
ある日、妊娠中だった妻と、名古屋の金山にあるレストランで夕飯を済ませて、当時住んでいた日比野にあるマンションに向かって歩いて帰る途中の出来事でした。
大きな交差点で信号待ちをしていたとき、なぜそう思ったのか今でもよくわかりませんが、そのときふと、根拠もなく、
「足と靴を専門にした仕事がしたい」
と思ったのです!
家に帰り、すぐパソコンに向かい「足 靴」と検索して(確かamazonだったと思います)、とある書籍に出会いました。
それが、清水昌一氏の「歩くこと、そして足と靴」という本でした。
僕は早速その本を注文し、貪るようにして読みました。
そして、そのとき初めて、「ドイツ整形靴技術」という技術があることや、「ドイツ整形靴マイスター」という存在を知りました。(本当にワクワクしました)
単純で子どもっぽかった僕は、その年、それまで勤めていた会社を辞め(賛成してくれた妻に感謝!)、この世界に飛び込みました。
もうそれからは、今に至るまで一直線の人生ですね。
あの交差点で信号待ちをしていたときの、ぱっと目の前が開けた瞬間の感覚を、今でも鮮明に覚えています。
あのときを境に、僕の人生はがらりと変わりました。(人の人生なんて、不思議なものですね)
もし、このブログを読まれているあなた(20代?30代?)が、今されている仕事やこれからの人生に対して悩んでいるとしたら、(青二才の分際ではありますが)僕はそんなあなたにこう言いたいです。
「僕がそうだったように、あるとき、ふとした瞬間に、人生ががらりと変わることがあり得ます。もしそんな人生を望むのなら、その瞬間が訪れるまで、一生で一度しかない自分の人生に対して、真剣に悩み続けてください」と。