1−0で迎えた後半の45分。
勝てばJ1昇格、引き分けに終われば自動昇格にならずプレーオフ、という緊迫した中、大分のパウリーニョ選手にまさかの同点ゴールを豪快に決められ、僕は不覚にも頭を抱えて俯いてしまいました。
(うわぁ・・・信じられない・・・。もうロスタイムだし・・・またプレーオフか・・・やっぱり厳しいなぁ、サッカーの世界って・・・)
サッカーの試合をテレビ観戦していて、これほど気が動転したのは、22年前の「ドーハの悲劇」以来でしょうか。
しかし、本当のドラマは、その直後にありました。
大分トリニータの選手たちの歓喜が冷めやらぬ中、試合が再開。
左サイドをスルスルっと上がった上田選手から絶妙なセンタリングがあがり、ゴール前で待ち受けていた小林祐希選手が、完璧な胸トラップから左足で豪快にシュート!
それまで何度も好セーブをしていた相手GKの手を弾くと、ボールはゴールの中に吸い込まれていきました・・・・。
「よっしゃぁーーーーーーーっっっ!!!!」(←小林選手ではなく、僕の雄叫び。ご近所の皆さん、ごめんなさい。。)
いやぁ、本当に嬉しかったですね。
そして、数分後、試合終了のホイッスル。
ジュビロの選手たちがサッカー少年のように喜んだり、涙している姿をみて、僕も思わずグッときてしまいました。
それと同時に、同点された時に頭を抱え込み、プレーオフを覚悟した自分を責めました。そして、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
そう、それは、名波監督をはじめ、選手たちが誰一人として、この試合を、この戦いを諦めていなかったことに対して・・。
大の大人が、本気になって、最後まで諦めずに走り、戦い、そして、涙する。
これだから、サッカーは、スポーツは、素晴らしいんですよね。
僕も、自分の人生、最後まで諦めずに、ゴールに向かって走り続けたいと思います。
ということで、
監督、選手、スタッフ、サポーターをはじめ、ジュビロ磐田に関わるすべての皆さん、本当におめでとうございます!