先日ご来店くださったSさん。
Sさんとは、開業当初から長いお付き合いをさせていただいております。
「最近、家の掃除をしていたら、この本が出てきたんだけど、もしよかったら差し上げますよ」と、嬉しそうなお顔のSさん。
差し出された本が、こちら。
それは、足裏研究の第一人者、故・平沢彌一郎先生の「足のうらをはかる」という本でした。
平沢先生は僕の母校でもある静岡大学で教鞭を取られていたこともあり(お会いしたことは残念ながらありませんが)、以前から存じ上げていましたし、「足の裏は語る」という著書も読ませていただいておりましたので、とてもびっくりしました。
「平沢先生とは生前親しくさせていただいてましてね、よく御葉書などもいただいていたんですよ」とSさん。
早速読ませていただきましたが、足裏解析装置のピドスコープの開発秘話や、幼くして亡くなられた息子さんの話が特に印象に残りました。
45年前に出版された貴重なご本をいただき恐縮ですが、これからも大切に手元に置いておきたいと思います。
そして、稚拙ではありますが、平沢先生のご遺志をわずかでも繋いでいけるよう、地道にこの仕事に取り組んでいきたいと思います。
ということで、Sさん、ありがとうございました!