先々週に、リウマチによる足裏のウオノメの痛みでお悩みのIさんが来店され、お靴とサンダルをご注文いただいており、昨日お受け取りで再度ご来店くださいました。
出来上がったお靴を履いて店内を歩いていただくと、
「足裏の痛みも気にならず快適です!」
とIさん。
喜んでいただけたようでよかったです。
ただ、これは足の痛みや不安が強い方の傾向として言えることですが、(習慣として足元が気になられるためか)歩いているときの目線が下になりがちなんですね。
目線が下がると必然的に頭の位置も少し前方に傾くため、気がつかないうちに首や背骨に負担がかかってしまいがちです。
あとは、足元を凝視してしまうことも首を固めてしまう原因になります。
しかも、こういったことは習慣的なことなので、ご自身では気がつきにくいのでこれまた厄介ですね。
そういった習慣の結果、身体全体の協調作用に悪影響が及んでしまう可能性があります。(要は身体の動きが固くなります)
これは今僕が学んでいる「アレクサンダーテクニーク」の領域の話で、頭が背骨とどのあたりでどう繋がっているのか、とか、視線のことなどを簡潔にお伝えすると、
Iさん「あ〜確かに、道路の石ころを誤って踏んづけたりすると痛いので、外を歩くときはいつも足元が気になっていましたね。だからよくお金を拾うんですよ〜(笑)。」
僕「(笑)。歩き方はさっきより腕の振りや歩幅も広がってスームズにみえますよ(一緒にご覧になっていたお嬢様もうなずかれていました)」
Iさん「私もそんな気がします(にっこり)」
①靴やインソールをご提案(足の痛み、不安を軽減。今までより足元を気にせず歩けるようになる)
↓
②アレクサンダーテクニークの観点からのアドバイス(習慣に気がつき、習慣を変えていくためのヒントになること。不安を和らげるためのヒントになること。解剖学もしくはボディマッピングのアドバイスなど)
↓
③その結果、今までよりも、歩くことが楽しくなる!
アレクサンダーテクニークに出会う前は、①→③が提案できる主なことでしたが、今はIさんにご提案したように①→②→③という流れも自分の中での選択肢になっています。
靴やインソールだけでなく、日頃の歩き方や姿勢、身体の使い方まで的確なアドバイスができるようになることが、足と靴、歩くことに悩みや不安を抱えている方のためになる、と僕は信じています。
だから、これから少しずつでもその確度を上げられるよう、自分自身、日々成長していきたいと思います。
・・・ということで、Iさん、またお会いできる日を楽しみにしてますね!