ここ最近、浜松も随分と冷え込んできました。
こうやって寒くなってくると、どうしても「鍋料理」を食べたくなりますね。
鍋料理の起源を調べてみたところ、鍋としての機能を持ち合わせたものが誕生したのが弥生時代以前のことだそうです。
その頃は、大きな貝殻を鍋代わりにするスタイルだったとか。
なかなか味わい深いですね・・・。
平安時代あたりに鍋状の鉄器が登場し、平安時代後期から室町時代にかけて、囲炉裏も普及するようになったそうです。
ただ、当時の鍋料理は、囲炉裏に置いた大きな鍋で作り、それを小鉢に取り分け座敷に運ぶというスタイルで、今のような「鍋を囲んで皆でつつく」というスタイルになったのは、食文化が成熟した江戸時代以降だそうですよ。
昔に比べたら今は本当にさまざまな鍋料理がありますから、現代を生きる僕たちは本当に幸せだなと思います。
「家族や友人でわいわい言いながら一つの鍋を囲んで食べる」というひと時ほど、清く正しい冬の幸せな時間はないのではないでしょうか。
そういうひと時を想像するだけで、心が温まりますよね。
ということで、この冬も、鍋料理を皆でつつく時間を大切にしたいと思います。