今や世界中で問題になっている新型コロナウィルスですが、国内の感染者数のピークを抑えるためにも、今週から来週にかけてが重要な時期と政府が発表しています。
当店でも感染拡大を予防するために、できることを徹底したいと思っています。
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今日は、僕がずっと学んでいるアレクサンダーテクニークの観点から、こういう時期だからこそお伝えできることを、少しだけつづらせていただきます。
ノーベル賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマンによると、
「小さなリスクに対処する能力は基本的に限界があります。人はそれを全て無視するか、重要視しすぎるかのどちらかで、中間を知りません」
とのこと。
僕たち人間の脳は、リスクの感度をちょうどいい具合いにしておくことができないようです。
今回のようにネガティブな話題が続くと、どうしても不安な気持ちを抱いてしまいがちですよね。
どちらかと言うと(?)楽観的な僕も、さすがに不安な気持ちになりますね。。。
特に、病気を患われている方やご高齢の方、そしてそのご家族は尚更だと思います。
そういった不安が続いている時に、つい忘れてしまいがちなことがあります。
それは・・・
そう「自分自身の身体感覚」です。
不安や痛み、強いストレスなどによって、僕たち人間は(もちろん僕も含めて)、本能的に(自分でも気がつかないうちに!)頭を下に押し下げてしまいがちです。
別の言い方をすると、首を固める、首を縮める、といった感じでしょうか。
そのような状態が続くことによって、肩が凝ったり、腰痛になったり、他にも難聴や頭痛、関節の痛みなど、さまざまな症状の原因にもなりえます。
これは動物としての本能なので仕方がないことでもあるのですが、そのことに気づいてやめることができると、とてもラクに身体を使ったり、立ったり、歩いたり、座ったりすることができるようになります。
この習慣を身につけることがアレクサンダーテクニーク、というわけですね。
ではどうやって?ということをここでお伝えすることはあまりにも紙面が足りずできませんが、とにかく、まずは「自分の身体を知る(ボディマッピング)」ということが第一歩になると思います。
ということで、
もしあなたが今、抱えている不安を少しでも和らげたいと思われているようでしたら、お時間がおありのときに以下の動画をゆっくりご覧になってみてくださいね。