作家・カヌーイストの野田知佑さんが亡くなられたことをニュースで知りました。


高校生だった頃、椎名誠さんの本をきっかけに野田知佑さんのことを知り、それ以来、僕にとって野田さんは憧れの存在になりました。

これからの人生をどう生きていこうか、自分とはどういう人間なのか、といった漠然とした 将来への不安があった大学時代に、ニュージーランドをバックパッカーとしてヒッチハイクしながら一人旅をしようと思ったのは、野田さんのニュージーランド推しがあったからこそですし、高知の四万十川をカヌーで下ったのも野田さんの世界観に少しでも触れたかったからでした。


野田さんは孤高の野武士のような方で、男らしく、無骨で、自由で、遊びの天才でもあり・・・とにかく僕にないものを全て持っているような存在でしたね。



自分らしく生きること。

時には孤独を楽しむこと。

ゆっくりのんびり人生を味わうこと。

自然を大切にすること。


・・・そういった生きていく上で大切な価値観や人生観を、野田さんから数多く学ばせていただきました。


社会人になってから、結婚、子育て、転職、起業を経験し、それなりの年齢に差し掛かった今、自分の核となる価値観やこれからの人生で求めているものをあらためて思い返してみると、野田さんの影響をかなり受けて生きてきたんだなと、再確認しましたね。


これを機会に、野田さんの代表作でもある「のんびり行こうぜ」や「日本の川を旅する」といった著書を、またじっくりと読み返したいと思います。


野田さん、天国でのんびり愛犬ガクとカヌーの旅を楽しんでください。

本当にありがとうございました。


心よりご冥福をお祈りします。





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