ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、SKiPの前に大きなクスノキが植えられています。

以前、この物件でお店を営まれていたバウムハットさんが今から50年近く前に植えられたもので、接客中や工房で作業している時に、いつも温かく見守ってくれている気がしていますね。



くすの木千年 さらに今年の若葉なり


これは明治時代の俳人、萩原 井泉水(おぎわら せいせんすい)が82歳の時に詠んだ句です。

樹齢千年のクスノキと聞けば、普通はもう葉をつける元気もないと思うかもしれませんが、昨年と変わらないばかりか、さらに勢いよく若葉が芽吹いている、というような歌です。

何歳になっても人間も植物も成長し続けるのが自然の摂理で、成長しないことはむしろ不自然なことなんですよ、ということを井泉水は詠いたかったのかなと、僕は解釈しました。


これからも、お店の前の大好きなクスノキに見守られながら、いくつになっても、少しずつ成長していきたいなと思います。





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