山田大記という魂の男、引退。

ジュビロ磐田の主将、山田大記選手（浜松市出身）が今シーズン限りで引退するという発表がありました。

彼のことは、当ブログでもこれまでに何度も綴ってきたほど大好きなサッカー選手だったので、驚きの気持ちととても寂しい気持ちが入り乱れています。

現在ジュビロに在籍している選手の中でも、（僕にとっては）ジュビロ黄金期の匂いがする唯一の選手とも言えるような存在で、誰よりもクラブ愛が強く、ジュビロの背番号１０が黄金期の藤田俊哉選手と同じぐらい似合っていましたね。

日本代表に選出されたときに（確か東アジア選手権）、アギーレ監督に任されたポジションが左サイドハーフでしたが、僕は彼の良さが活きるのはそのポジションだとずっと思っていたので、ドイツから戻ってきた後は（ドイツ時代と同じ）ボランチとか、（最近では）トップ下で出場する機会がほとんどで、なんとなくモヤモヤした気持ちで試合を観ていました。

そしてそのモヤモヤは、ポジションに限らず、（怪我に悩まされたりもして）彼本来の実力が存分に発揮されていないことや、僕の期待値からすると（入団当初の期待度と比べたら）物足りない活躍度合いだったことなどから感じる「モヤモヤ」だったと思います。

もちろん、僕なんかより彼自身が一番「もっとやれる！」と思っていたはずですし、もっともっとJ1で鮮やかなゴールやアシストを決めて、ジュビロを優勝に導くところまで明確に思い描いていたはずです。

でも、その望みも叶わず、彼は引退する決意を固めました。

非常に残念ですが、プロの世界は本当に厳しい世界なんだなと思わざるを得ません。

とにかく、残り２試合、ジュビロの選手たちには必ず勝ち点６を掴み取ってもらい、ファン、サポーターも含めて、みんな笑顔で彼を次のステージに送り出してあげたいですね。

ということで、山田大記選手、本当にお疲れ様でした。

追伸

これからも、ずっと応援しています。

↑  息子たちがまだ小さい頃に、ヤマハスタジアムでジュビロの試合を観戦した時の１枚です。