まずは自分の足を知ろう。
足と靴の悩みや不安を抱えるあなたにとって、自分の足を知ることが一番最初のステップになります。
「足って、どんな構造をしているの?」
「そもそも足の役割ってなに?」
「自分の足の特徴は?」
今回のコラムでは、そんなあなたの疑問にできるだけわかりやすくお応えしたいと思います。
足の構造を知ろう
ヒトの足は、両足で52個(種子骨を入れると56個)の骨で構成されています。全身で206個ほどの骨があるので、足部だけでなんと4分の1の骨が集中していることになります。
また、筋肉と腱はあわせて64、関節の数は76にものぼります。そして、その関節を支える靭帯も数多く存在します。
それでは、なぜこれほど多くの骨や筋肉、腱、靭帯などによってヒトの足は構成されているのでしょうか。
それは、ヒトが直立二足歩行をするからです。
立って歩くという動作は、ヒトが何百万年もの長い年月をかけてようやく獲得した能力といえます。
そして、その進化の過程で、ヒトの足にはアーチができあがりました。
足のアーチってなに?
ヒトの足には「身体を支える」「衝撃を吸収する」「あおり運動(てこの働き)」と大きく分けて3つの役割があります。
そして、これらの役割を果たすために、ヒトの足がアーチ状に出来上がったと言えるでしょう。
ヒトの足がアーチ構造でできているため、柔軟性を生み、効率的な歩行や複雑な動きを可能にしています。
通常、ヒトが歩くときには、踵から地面に着地しますが、そのとき足のアーチが内側に少し沈み込むことで膝や腰へ伝わる衝撃を和らげることができます。
そして、蹴り出しのときには、足のアーチは持ち上がり、足を強固なテコの状態にすることによって、つま先からの蹴り出しを可能にします。
要するに、ヒトは歩いているときに、無意識のうちに足を緩めたり硬くしたりして、地面からの衝撃を和らげたり、力強く踏み出したりしているわけです。
このことから、足のアーチがどれだけ重要なものかおわかりいただけると思います。
現代社会のおいて、実にさまざまな足のトラブルが存在しますが、それらの原因の多くは『アーチの低下』が引き起こしていると言っても過言ではないでしょう。
フットプリント(足型)でわかることとは?
それでは、アーチの状態を調べるにはどうしたらよいでしょうか?
当店では、フットプリンターと呼ばれる道具を使って、あなたの足のフットプリント(足型)を取り、足のアーチの状態、足首の関節の傾き(内反足、外反足など)、足指のつきかた、ウオノメの有無、足のサイズ(足長、足囲など)、などをお調べし、その上で、靴やインソールなどのご提案をしています。
フットプリントにご興味がおありの方は、カウンセリングページをご覧ください
その他にも、あなたの足がエジプト型なのか、ギリシャ型なのか、スクエア型なのか、ということも、知っておくと靴選びの際に役に立つと思います。ご自身の足型に合った靴をぜひ選んでくださいね。
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